
[映画の内容] アマゾン源流に注ぐ支流の源流域にアワフン族の小さな村があり、そこに13歳になるベラスケス・ヤップという少年がいます。彼を主人公に、ジャングルの日々の暮らしを取材します。村の中で触れ合う家族や友人、村人や家畜、森の中で触れ合う植物や昆虫、狩の獲物でもある動物たちに、どのように心を傾けて生きているかを捉えます。
大自然に恵まれた密林であるにもかかわらず、彼らの生活の基盤は、生きているものすべての命への心配りと、自然の循環の法則をかたくなに守ることです。そして彼らは、村を潤滑に運営するために、人をふるいにかけて落とすのではなく、一人の落伍者をも出さない方法を選択していることです。個性や年齢により力に差のある生き物『人間』の、その差異を認め合うことで、村人全員が暮らしています。そしてこの暮らしが、ベラスケス君をはじめとする村の子どもたちに安心と穏やかさを育んでいるのです。
[映画の主旨] 私たちが暮らす経済社会は、科学の発達により便利になりました。しかし、便利に頼る生活を送る私たちの肉体と感性は、麻薬患者のように蝕まれております。
アマゾン源流で石器時代に近い生活を送るアワフン族の暮らしを見ていると、人間という生き物の豊かさが心にしみてきます。
どうしてこのような違いが起こったのでしょうか・・・。
アワフン族の暮らしを取材し、人間本来の生きる楽しさと喜びが、どんなに素晴らしいものなのかを、これからの社会を担う子どもたちに、子どもを育てるおとなたちに伝えたいのです。